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住宅基礎Geo Technology
地盤補強ってなんだ?
液状化って?
最後に”液状化”について学んでいきましょう。
まず、この液状化ですが、どうして起こるか知っていますか?
地震によって起きるという事は知っていても、そのメカニズムについてはあまり知らない方が多いのではないでしょうか。
さて、そのメカニズムですが、土というものは、土粒子・水・空気の3つからできていまして、その割合によって、強い地盤・弱い地盤が決まってきます。
土粒子が多ければ、もちろん強い地盤。
水が多ければ・・・そう、ドロドロの弱い地盤ですね。
さてさて、その土ですが、顕微鏡でとってもとっても拡大していくと土粒子同士がくっつきあい、その隙間に水、空気が入っているという構造になるのがわかります。
その土粒子もばらばらにくっつきあっていて、密にくっついているところもあれば、そうでないところもあります。
それでも土が崩れないのは、土どうしが強くくっついているからなのですが、この土が地震によって大きな振動を受けると、この土粒子どうしが激しく動きます。
激しく動くと、土粒子と土粒子の間の水と空気がぎゅーっと周りから押されてしまいますが、これが水の場合だと、押されても小さくなることができずに押された分だけ違う方向に逃げようとします。
この逃げようとする力によって、土粒子と土粒子のくっつきは離れてしまい“液状化”が起きるわけですね
この液状化が起きると、一度、土粒子と土粒子のつながりがなくなる為、まるで土が液体のようになっていきます。
そして、それが落ち着くと土粒子と土粒子が密にくっつき、また、土となっていきます。
するとどうなるか
今まで、ばらばらにくっついていた土が、きれいに密にくっつくことで、全体の土の量が減ったようになってしまい、地盤が下がったようになってしまうわけですね。
しか~し、この液状化も、前もって液状化が起きやすいかどうか調べることもできるし、仮に液状化が起きたとしましてもきちんとした地盤補強、例えば、小口径鋼管や既成コンクリートパイルなどを行っていれば家が地盤の中に沈むこともありません。
以上、地盤補強について学びましたがどうだったでしょうか。
思っていたよりも”大事”だということが、わかりましたでしょうか。
地盤にもいろんな地盤があります。
大切な家を建てる地盤は、家と同じように大切です。
地盤についてしっかりと学んで大切な家を護っていきましょう。