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住宅基礎Geo Technology
地盤補強ってなんだ?
地盤調査結果はこう見よう!
さてさて、このスウェーデン式サウンディング試験
やってみたはいいが、結果の見方がわからない
ここでは、簡単なチェックの仕方を学びましょう。
まず、地盤調査をするとこんな結果が出てきます。
難しく見えますが、チェックする箇所は少しでOK。
①盛土はあるかどうか
土質推定の中に“盛土”の表記があるかをチェックするんですが、この盛土というのは、土を盛ることを言って、田んぼや畑なんかに家を建てる時に、よくしたりしますね。
しかし、盛土であっても盛土の表記にされていない場合がある為、要注意!
怪しい場合は、現地を見てみたり、工務店に盛土してますか?っと聞いてみましょう。
この盛土が有るとわかった時、土というものは思っているよりもずっと重く、盛土を50㎝程するだけで、木造2階建て住宅とほぼ同じぐらいの重さになります。
もし1m盛土があるとすれば、建物を建てる前に木造2階建て住宅2軒分の重さが既に地盤の上に乗っかっているということになりますね。
ですので、盛土があるかどうかというのは、家づくりにおいて、調べるべきとっても大事なことになるわけです。
②地下水位の計測
目には見えなくても、地盤の中には地下水が流れています。
この地下水がどのくらいの深さからあるのかというのも、調べるべき大事なことです。
なぜなら、地盤が弱い地盤だとわかった場合に地盤補強をすることになりますが、この地下水位によってできる地盤補強工法が変わってくるからです。
また、地震の時にとっても心配になる ”液状化”。
これが起きやすいかを調べる時にも、地下水位は欠かせないものになります。
なので、地盤調査をする時には、地下水位のチェックもお願いしますね!っと工務店に伝えておきましょう。
③換算N値
結果の中には、地盤25㎝ごとの換算N値と呼ばれるものがありますが、この換算N値は、地盤が強いか弱いかを知る為の大事なものになるのでしっかりとチェックしていきましょう。
④自沈層の有無
スウェーデン式サウンディング試験という地盤調査をする中で、重りを使って5kgから100kgまで付荷を加えていきますが、この重りのみ。
ここ重要ですよ!重りのみですよ!重りのみ!
重りのみで沈んでいった場合、その層を”自沈層”といいます。
もう一度言いますよ!自沈層は弱い!!
なので、自沈層があった場合は要注意です!
⑤土質の判定
土といっても、粘性土・砂質土・礫質土といった様々な土があります。
同じ換算N値の土であっても、土によっては、地盤の強さが変わってくるのでここも要チェックポイントですね!
この土質も、後に地盤補強をする時に、どの地盤補強をするのか選ぶ大事なことなので、必ずチェックしましょう!
⑥強い地盤の傾斜
スウェーデン式サウンディング試験という地盤調査をする中では、基本的に建物の四隅と真ん中の5測点、調査をすることになりますが、それぞれの調査データを比べてみるととっても面白いことがわかります。
同じ強い層なのに、深さが違ったり、片方ではある強い地盤が、片方ではなかったり、これで地盤内で、強い地盤が傾斜していることがわかるので、このことからも、どんな地盤補強をするか選ぶ大事なことになります。